本の詳細



四六判・ソフトカバー・256P
定価:1500円+税
ISBN 978-4-8109-1301-9

真田忍者の系譜
中野学校 情報戦士たちの挽歌


蒲生 猛・著

陸軍中野学校は〝昭和の忍者〟養成機関だった・・・・・・

〝現代の情報戦士〟として戦国時代の忍者に範を求め、
その信念を密かに受け継いだ、陸軍中野学校の創立者や生徒たち。
彼らは、どのような思いを胸にして任務を遂行し、
そして「終戦」を受け止めたのか?

史実を巧みに散りばめながら、
報われぬ戦いに身を投じた男たちの生きざまを丁寧に紡ぎ上げた、
気鋭の著者による[限りなくノンフィクションに近いフィクション]



<もくじ>
(一) 収容所での過酷な尋問
(二) 情報戦士養成機関=中野学校の設立
(三)〝あるべき情報戦士〟とは何か?
(四) 石原将軍に相談する
(五) 大連へ
(六) 若き満鉄調査部員に会う
(七) 戦争と革命の時代
(八) 昭和の軍人――三タイプ論
(九) 戦国の社会――新しい捉え方
(一〇) 戦国の忍者とは何だったのか
(十一) 石崎と中国を語り合う
(十二) 中野学校の内容を固める
(十三) 明石大佐の謀略活動を調べる
(十四) 上田の郷土史家に会う
(十五) 戦国の忍者Rの手記
(十六) 再び上田の郷土史家に会う
(十七) 中野学校開校――そして太平洋戦争勃発
(十八) 敗戦――指導者草影の責任の取り方
(十九) 石崎功との再会――そして訣別
(二〇) 現代の忍者の挽歌